山形市と一緒に食品ロス削減に取り組む、市民団体「ごみ減量・もったいないねット山形」の活動を紹介します。食品ロス削減のために、できることから実践してみませんか?
▽「食品ロス」とは?
まだ食べられる状態にもかかわらず廃棄される食品のことです。
日本で発生している食品ロス(年間約523万トン/農林水産省令和3年推計)は、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(年間約440万トン)を大きく上回る量になります。1人1日当たり約114g、コンビニのおにぎり1個分が毎日廃棄されている計算です。
▽「ごみ減量・もったいないねット山形」とは?
市民・事業者・行政が協力し、市内のごみの減量とリサイクルを進めるため、平成18年に発足しました。
運営方針の「5つのR※」を推進するため、さまざまな活動を行っています。随時会員を募集中です。詳しくは、お問い合わせください。
※5つのR…リフューズ(断る)、リデュース(発生抑制)、リユース(再利用)、リペア(修理)、リサイクル(再生利用)
◇30(さんまる)・10(いちまる)運動に取り組もう!
▽家庭で!「30・10運動~家庭編~」
日本の食品ロスの約半分は、家庭から出ています。
冷蔵庫の中から、使い切れなかった調味料やごはんのお供、買い過ぎて余ってしまった食材など、「傷む前に気付けばおいしく食べられたもの」が出てきたことはありませんか?
毎月10日と30日を「冷蔵庫チェックデー」とし、冷蔵庫の中を定期的に整理整頓する習慣を作る「30・10運動~家庭編~」を実践してみましょう!
▽お店で!「30・10運動~宴会編~」
これからの季節は、送別会や歓迎会など、宴会が多くなります。
乾杯から30分間、お開き前の10分間は自分の席で料理を楽しむことで宴会での食べ残しを減らす「30・10運動~宴会編~」を実践してみましょう。
「冷蔵庫貼付用マグネットシート」と「30・10運動啓発用コースター」はごみ減量推進課で配布しています(数に限りがあります)。
◇子どもと一緒に食品ロスについて考えよう!
食品ロス削減啓発用紙芝居「みんなでおいしくいただきます!~おさらピカピカ大作戦~」、DVDを貸し出しています。
保育園のお誕生日パーティーを舞台にした、子どもたちに身近に感じてもらえる物語で、食べ物を作ってくれた人への感謝や資源の大切さを楽しく学ぶことができる紙芝居です。市内の幼稚園などで活用されているほか、市立図書館や県立図書館で貸し出ししています。
この紙芝居をもとにした、読み聞かせを聞いているような「読み聞かせ動画」と、演劇のように複数人が掛け合う「紙芝居動画(複数音声版)」があり、放課後児童クラブで活用されています。
「読み聞かせ動画」はもったいないねット山形の公式ホームページでご覧いただけるほか、DVDは希望者へ貸し出ししていますので、ぜひご利用ください。
ごみ減量・もったいないねット山形のホームページはこちら(本紙7ページにQRコードを掲載しています)
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